398 半落ち 1

先月がブログも書けない具合に忙しかった反動で、「やや」ましな今月はせっせとブログを更新していて、ついでに本(小説)も読んでいる。

本の選び方は実にお手軽である。映画化された小説が、映画公開の際にしっかりと宣伝されるので、そういう宣伝の記憶のある中で面白そうな作品が本屋に積んであったら、それを読むというような方法である。

これってきっちり出版社と映画会社のタイアップ作戦にはめられていて、悔しい気もするが、なかなか本屋でじっくりと選んでいる機会もないので、とりあえずはずれのない方法かなと想っている。

さて、先日は「半落ち」を読んだ。寺尾聡が主演して映画化されている。

主人公は警察学校の教官。若くしてアルツハイマーに侵された妻は人生に絶望し夫である主人公に自らの殺害を依頼。妻を殺した彼は自首をするが、殺害から出頭までの間に空白の一日がある。その時にいったい彼はどこで何をしていたのか。そしてなぜそのことを彼完全に黙秘し、隠そうとするのか?

というような映画である。

さて、小説「半落ち」はなかなかおもしろかった。あのことさえなければ。

>映画化された小説が、
>映画公開の際にしっかりと宣伝されるので、
>そういう宣伝の記憶のある中で
>面白そうな作品が本屋に積んであったら、
>それを読むというような方法である。

と書いたが、この半落ちも映画の反響をワイドショーのような番組で取り上げられていて、記憶に残っていたので前から読もうと思っていた。