403話 文体

いつもは「である」調で書いている文体ですが、そういえばブログに変わる以前の「ホームページ日記」では、こういう文体で書いていたのです。

最近は「である」とか「ではないか」「・・・という。」「・・・は確かである。」というような文体で書いていました。

最近の文体の背景に隠された真実とは何かと言えば、わがブログ道の「勝手に師匠」内田樹先生の文章の真似だったのです。

しかしながら、ふってわいた幸運でご本人にお会いできてしまいました。

それにしても、内田老師はあれだけの内容とレベルと分量をようもせっせと書き続けることができるものだと思っていたのです。もしかしたら、ブログ用ゴーストライターがいて、それも3人ぐらいいて、日替わりで代筆しているのではなかろうか、などと邪推したこともあったのです。(そういうことをしても何にメリットもありませんが)

しかし、ご本人を目の前にして、その知の香りを嗅ぎ、切れ味鋭い舌鋒を目の当たりにすると、う〜む、あのブログはまさしくご本人の作に間違いなしの確信を得ました。頭のいい人というのは、こういう人なんだなあと。

文体を真似することで「知的背伸び」をしていたように思えてきました。

そうすると、文体を真似るというのが「気恥ずかしいなあ」という思いが唐突に湧いてきて、本日はですます文体に発作的にもどった、という次第であります。