409話 週末 タイトな日々

今日(26日)は都合により、6時過ぎに起き、車で和歌山から大阪道場へ。

今宵行われる「河野智聖VS成瀬雅春」対談会場にて配布する講座道場資料をそそくさと準備。

やっとのことで40人分の資料を作成し終わると、即座に午前中の講座開始。「愉気法と和の動き」であるが、15日に天啓によってもたらされた

「相手の身になって、相手の天心に向かって、次なる変化を待つ」

愉気を練習する。この技術はそのままやわらの技になるので、やわら心道の稽古と愉気の稽古を交互に行い、技術の精度を高めながら2時間。少しできるようになってきたS和田さんに技をかけてもらい、本当に効くことを実感。

終わると同時に次の1時間でM家さんとW辺さんのお二人を整体。

お二人終わると同時にヨガのクラスを開始。生物の進化の過程と、快気法・ヨガのポーズを重ね合わせたレッスンを90分。あまりに気持ちよさに、ラスト5分は筆者も人事不省の恍惚境に誘われ、記憶を失う。

終わると同時に次の2時間半でN山さんご夫婦、A積さん、S澤パパ、M口さんを立て続けに整体すると、作務衣の上にウインドブレーカーを引っかけて、資料などを小脇に抱えて脱兎のごとく新大阪駅へ。河野先生と名古屋のY田さんと合流し、対談会場である南森町のホロンPBIさんのセミナールームへ。

会場は40人を超える聴衆に熱気むんむん。ヨガ界では知る人ぞしる、成瀬先生(ほんとに空中浮揚ができてしまう方)と、河野先生の対談に一聴衆となり魅了される。

対談終了後は、対談講師のお二人との懇親会。すぐ近くのインド料理屋さんへ。5種類のカレーと2種類のナンとライスをミュートメンバー8人でばりばりと食す。成瀬先生とは席が離れてお話はお聞きできない。

けれども、その8人の中に「播磨陰陽師」の末裔で、現役の陰陽師であるO畑先生が入られたので、話題はその方面へと向かい、耳と頭は魔界・幽界・神世・神話の世界のお話を伺いつつ、舌と胃袋はインドへ飛ぶ。まことに濃い食事会である。

食事会終了10時半。道場に戻り車を出して、ミュート企画部長に就任してもらった劇団Gフォレスタ代表の丸尾氏と河野先生とともにファミレスで打ち合わせ。3時過ぎまでこれからのミュートに関して熱く激論を交わす。その中身はもちろんここで記すことはできない。しかし筆者は来年のミュートの一年を密かに「ミッションG」と名付け、健闘奮闘鋭意努力を期するのであった。(わけわかんないね)

車で実家に戻り、寝る。

あっという間に朝になり、(っていうか朝になってから寝たわけだけど)午前中は母親とともに車で出発。大阪道場に寄り午後からの河野先生の講座のセッティングをし、そのままお墓へと向かう。月末恒例の亡父の墓参りなのである。どうあがいてもここしか時間が取れなかったのである。お参りを終えて、実家へ帰宅。遅い昼食を口にした後、ばったと夢の中へ。数えれば、今日で24日間「自宅でゆっくり」という休みが取れていない。数時間夢の中である。

目が覚めてまたまた大阪道場へ。後、車で和歌山へ。高速を降りると、自宅へとは向かわず、そのままM田さん宅へ。約束の8時にぎりぎり間に合う。

M田さんは、交通事故で頸椎を痛め、半身不随である。両手はかろうじてうごくけれども、胸から下は感覚も運動機能も麻痺している。みなさんがお風呂に入っている時にお湯から出している部分あたりしか「存在している感覚がない」

感覚も運動機能もない方に、気の手当がどれほど有効かというのは私自身分からないが、M田さんが楽しみにして下さっているということなので、時間のある時に自宅へ伺って手を当てている。

しかし、感覚も運動機能も働いていない部分であっても、手を当てると心身は変化する。例えば腰椎に手を当てるととたんに呼吸量が増大し、「リラックスしてきます」とM田さんは言う。私が人に手を当てているときに、何が行われているのか、何をどういう作用で変化させているのか、などを考え模索する際の貴重な体験となっているのである。

ということで9時半帰宅。なかなか中身の濃い2日間でした。