549話 いいタイミングの一日
今日は筆者も休みであるし、家族ももちろん休みである。
ということで尼崎の実家へ家族全員で出かけるべ、ということになり「いざ出発!」と隊列を整えたら、家内のいとこのえりこママからメールが来た。
M大ソフトボール部のえりこが腰痛で「やばい」状態になり、明日の月曜日に診てもらえないかと連絡があったという問い合わせであった。
皮肉なことに明日も休みである。火曜日の夕方以後も空席なし状態である。
前々から「来い、来い」と言っていたのに、いざリクエストがあると応じられないというのは皮肉である。しかし、ちょっと待てよ。今から行くのは尼崎。えりこの住まいはお隣の西宮。実家に来てもらえれば診られるじゃないの。
えりこママに問い合わせると「朝からバイト中」
出発の後、えりことメールのやりとりなどをして判明したことは、えりこは朝からファミマでアルバイト。アルバイト先は下車予定の阪神高速の末広出口から車で5〜6分!さらに、アルバイトの上がり時間は、ほぼ末広出口への到着時間である。
えりこを拾って実家へ。途中車の中で、
「腰の下の方が痛いのではないか」
「はい」
「すぐに座りたくなるであろう」
「はい」
「ジャストのタイミングで捕らえたと思った打球がバックネットへのファールチップになるのではないか」
「はい」
などと驚かせておく。
車中での筆者と家族の超ばか話ばかりの会話を聞いたのでは、今から「体をまかせよう」という信頼感はとてもではないが醸成されるとは思わない。術者への信頼があるのと「なんなの、このおっさん」状態では結果に差が出てしまうというのが人間なのである。
実家にてえりこの調整。その後ばーばもえりこもみんなで、「行列のできる評判のケーキ屋」【SYOTANI】の向かいにある、「ものすごくおいしいのにいつ行ってもなぜか満席にならない」不思議なイタリアンのお店「ポポロ」へ行く。
一行7名で、パスタ5種6皿、ピザ2種4皿、ステーキ1種2皿、サラダ2種2皿、パン2種2皿を頼み、そのすべての皿を全員が味見し回し食いをする。満足。
えりこを送った後で参加者の半数が爆睡。
その後、あさちゃん『ダンス発表会』および『空手 関西大会』のビデオをバーバにご披露する。
4時半過ぎ、実家を出発。6時30からの「NARUTO」を見たいひろきであった。この時間出発なら6時半は難しい・・・はずが、いつもは混雑する尼崎市内が、すいすい。高速もすいすい。和歌山市内もすいすい。
自宅駐車場に滑り込んだのが6時半ジャストであった。
なんともタイミングのいい一日であった。