570話 晴女 雨女

今日は朝からしとしと雨である。


昨日、一昨日(金・土)とあさちゃんはなら・京都方面は一泊二日の修学旅行であった。


先週の長期予報や週間予報では、週末は雨の予報が続いて、本人はもとより家族全員気をもんでいたのである。


やはりいい天気で奈良公園を、紅葉の京都をあるかせてやりたいではないか。


しかし、今回の修学旅行の引率教諭団にわるO小学校のS校長先生(女性)は、


「いまだかつて、私が同行したこの手の行事で雨だったことはぬゎい!」


と断言していたそうである。伝説の晴女S校長伝説である・・・・が、事実雨は一日ずれて今日になり、修学旅行中は無事天気はもち、S校長の断言の通りになった。


晴女のO校長先生に感謝感謝である。


ためさんが企画に加わった豊中市の公園イベントは、わざと公園の雑草を刈らずに伸び放題にして、その野草を使って、摘み菜界の巨匠平谷けいこさんを招いての摘み菜講習会。


平谷さんは、豊中方面在住の平谷さんをして「摘み菜の生き字引」と言わしめる某さんを片腕スタッフに依頼されイベントに備えた。


ところがこの二人が講師としてそろい踏むと、決まって雨天になるというジンクスがあり、その『公園イベント』当日も伝説の通り雨天となった。しかし、さいわいなことに午後からは晴れ間がのぞき、いざ摘み菜イベントを開催しようとしたら、突然現れた草刈り部隊が機械でその「わざわざ伸び放題にした野草」を刈り取ろうとするではないか。


あわてて作業の人を止めて、すぐに役所に連絡を取ると、役所の公園担当課はもちろん承知であったけれども、草刈りの業者にはうまく連絡がとれていなかったらしい。


もちろん草刈り作業は中止になり予定どおり摘み菜イベントは行われた。


しかし、この草刈り作業は本当は午前中に予定されており、雨が降っていなければ午前中にイベント会場の公園の野草は全て刈り取られているところだったとか。


雨女シスターズは雨は招くが運は強い。


こう見ていくと、晴男とか雨女とか単純に「晴=○ 雨=×と区別できるものではなく、運のいい晴女とか、運のいい雨女というものもあるようである。ということは悲しい晴れ男とか、むなしい晴れ女というような方々もきっとこの空の下のどこかにおられるのであろう。