600話 太閤の湯とクリスマス 完結編

さっそく「阪急全線乗り放題&太閤の湯入湯券付きチケット」を購入し、梅田で合流して二人して有馬に向かう父子であった。


最近、道場に来られている皆様には、筆者がこの半年間ニコニコタッチセラピーをセルフで地道にせっせと続けた結果、全身の筋肉が異常なほど柔らかくなり、疲れなくなり、睡眠時間が連日4時間台でぱっちりと目覚め、異常なほど元気な筆者の状況をご報告しているが、今日も元気な筆者であった。


和歌山〜有馬はざっと3時間。その間に昨日までに毛筆で宛名を書き上げた年賀状約80通を持参し、ひとときも休むことなく行きの道中で添え書き60通を終了し、帰りの神戸電鉄でその全てを仕上げ、混雑した車両では立ったまま研究ノートを書き、木曜日までの個人セッションの予習を済ませ、目標追跡日誌を書き、火曜日の講座の内容を詰め、残った時間で持参した文庫分を本文読破したという働きものぶりである。


24日の「赤ちゃんの体を取り戻そう」講座にご参加のみなさん。いっそう自信を持って、手足をイメージで日夜すりすりしていただきたいと思う。


ちっとも休日していないような気がするが、和歌山〜なんば〜梅田〜阪急神戸線というあたりまでは、週に何度も通る通勤コースでもあるので、車窓からの景色はすでに見慣れた風景となっているので、時間を有効に使う方がいいのである。やって疲れるなら休日の使い方としては不合格であるが、まったく疲れないのであるから、文句はない。さらにこの年賀状添え書きの時間が浮く分、年末の家庭の用事に振り向ける時間が生まれるのだからやはりいいのである。


それに、良好な親子関係とは言え男の二人旅。そうそう話すこともあるわけではない。ふとはがきから目を上げ、一言二言話す親父。二言三言答える息子。この程度で満足なのである。



太閤の湯は、とってもいい温泉であった。今日は、たまたまとってもすいている日にあたったようで、広ーいサウナにも3〜4人だけしかいないのであった。あまりに広々としているので、サウナでヨガを始めた筆者であった。最近の道場でせっせとご指導させていただいている「骨までとろけて体の固さ消滅、クリーミーヨガ」である。


あまりに気持ちいいので、2〜3分集中してポーズをやっていて、ふと顔を上げると、お隣さんもお向かいさんも筆者につられてそれぞれ柔軟体操というか、我流ヨガを始めておられた。斜め後の小学生はただ座っているように見えたが、ふと手を見ると座禅のように印を組んでいた。(ホントに組んでいた)


室温87℃の超『ホットヨガ』教室の出現であった。


その後も、金泉・銀泉のお湯にしっかり浸かっては、休息用の床机の上で、やはりヨガをやり瞑想にふける筆者であった。(地味なポーズね。それも柱の陰でこっそりとね)地元和歌山では車を運転して行く温泉なので、帰りの運転中に眠気が来ないようにある程度リラックス度を控える筆者であったが、今日は乗り換え以外は全面的に電鉄会社のお世話になれるし、前記したように異常なほど疲れない体になっていたので、とことん「でれんでれん」の「ゆるゆる」になるまで温泉を堪能。


炭酸せんべいなどをしっかりとお土産にぶら下げて、上機嫌で帰宅した父子であった。




帰宅後、あさちゃんの手作りクリスマスケーキを食らう筆者であった。これまた幸せである。


ちなみに、本日(25日)、小学校3年生のまいちんは、サンタクロースは実在しないということに感づいた。プレゼントの「東京フレンドパークゲーム」の包装紙に描かれていたのがサンタクロースのかっこうをした「ミドリ電化のミドリちゃん」であったあたりから怪しいと思ったらしい。


兄ちゃん、姉ちゃんよりも早い現実への目覚めであった。