606話 おけましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
「最近、おっそろしく疲れない体になっちまった」ということを書いたり話たりしている。
睡眠時間もざっと二時間は短くなって5時間以上寝ることはめったになくなってしまっているぐらいなので、これが「覚醒剤的 身体破滅指向を持つトチ狂った元気」ではないか、という疑いも持ったのであるが、どう考えてもそういう手応えではない。
その根拠の一つは、椎骨の弾力がちゃんと若返っている、ということである。それと同時に筋肉も餅のように柔らなくなってしまった今日この頃である。自分でもそう感じているが、筆者に触れる機会の多い、ふだん整体の稽古相手になるY口くんによると
「数週間の間に、ふにゅふにゅになってしまってます」
とのことである。
同じ階段や坂道が、数週間前よりも格段に楽になっていて、太股の筋肉が張ってこない。あまりにも張ってこないので、どれくらいでキンキンになるのか確かめるべくホロンPBIさんに伺った時に、9階のオフィスまで階段で一気上がりをしてみたら、さすがに7階半上がったところでキンキンになったが、今までの倍以上は楽にあがれる感じを保っている計算になる。
そうなった要因の最も大きなものは、ニコニコタッチセラピーのセルフ方式を工夫して気功のように組み立てて、日常生活の中でいつもニコニコ状態になるようにすることが習慣化したことが大きいようである。
関節と筋肉の関係がもっとも良好になるような体感が得られ、その閊え(つかえ)のない体というのは実に気の通りがいいので、その気持ちのいい気感・体感をせっせと追いかけていたら、何か体の中の骨や筋肉が溶けて、粘土のようなクリーミーな体がたびたび現れるようになってきて、その時間が長くなるとともに、いつしか体中の筋肉がふと触れると「もちもち!つきたての餅」状態になってしまっている、ということなのである。
正月だからおもちは頻繁に目にし、口にされていることと思うが、つきたてのもちのような体というのは、本当に楽である。
とにかく疲労感というものがほとんどない。昨日書いた「今年は尻上がりにいい年だ」の尻上がりの一つには、「尻上がり体がつきたてのおもち化していく」という状況が生まれているということも大きい。
あまりにもメリットが大きく、悪い要素が見あたらないので、今年はとにかく会員の方にこの「気持ちいい体=氣餅いい体=気の『持ち=保ち』が良く、事実上おもちのような弾力があふれる体」を獲得していただくことに焦点を集めるべしと考えている。それはグループレッスンも個人整体も同様である。
今年は、せっせと道場に通うぞという予定の会員の方は、現時点での体調や硬さ、弾力などをぜひとも記憶、できれば記録しておいて頂きたいと思う。きっと一年後には見違えるようになっていると思われるからである。