664話 BENの研究 2

さて、先日。


前日が多忙で排泄しておらず、迎えた朝、なんの力みも「いきみ」も痛みも努力もなく、ほんの一瞬の通過感覚とともに排泄をした。引き続き2回ほど、排出感覚を味わった。そして・・・・


便器を見たら、うなぎがいた。


正確に言うと、便器を見ると、ウナギかと見まちがいそうになるような(色はウナギのように黒くはない。真っ黒の場合は腸内で出血している可能性があるので、お医者さんに行って下さい。あっ、でも貧血で鉄分の入った薬を処方されている人も真っ黒なうんちになるみたいなので、その場合は、出血ではないでしょう)長さのものが水没していた。


10センチや20センチではない。もちろん、取り出して測定すると、家族が駆けつけて


「お父さんが狂った!」


という騒ぎになるので、そういうことはしない。目視で「ここまで5センチ、ここからここまで10センチ」と足していって、30センチを優に超えた。


ちなみに、その時の排泄物メンバーは、長さだけで言うと、ウナギの他に「鮎」や「ドジョウ」もいた。トータルすれば40センチどころではない。


腸というのは、おなかの中で小腸としてぐるぐる回った後、最終の一周は外周の大回りとなり、右下腹部から上がって大腸トラックを一周し、最終的に直腸〜肛門 外界というコースをたどる。


仮にトータルの長さを45センチということにしておこう。そして、そのトータル・推定45センチのウナギを見ながら、筆者にはある疑問が湧いたのである。

それは、このウナギたちはいかなる形状で大腸内におさまっていたのであろう、ということである。