702話 恩師 

朝9時半から夕方5時半まで二講座と整体をどどどどどって行うと、阪急電車に飛び乗って西宮北口へ。

筆者、中学生時代のクラブ、少林寺拳法部の顧問であったI枝先生が、この3月末で教師人生38年を終えて退官されたという、ささやかなお祝いを、神戸・新在家の「鳥久」で行おうっていうので、その待ち合わせである。


といっても、しょっちゅうお会いしているわけではなく、大学を卒業して来月からヨガの指導員養成コースに入って、そういう道を歩きます、というご報告をして以来なので、なんとかっきり20年ぶりである。


2時間半にわたって歓談。


I枝先生は、銘酒「八海山」をぐびぐびされ、下戸の筆者はあがりをずるずるすすりながら、
「地鶏、刺身盛り合わせ」「若鶏 もものたたき」「三種串焼き」「唐揚げ」「名物 モモ焼き」などを堪能する。


I枝先生というのは、今思えば筆者が見た「親以外の本気の大人」の第1号であった。その38年を振り返るお話の数々は実践の裏付けを持ち、思わずメモを取る筆者であった。


終了後、そのまま三宮のバスターミナルから夜行バスで東京へ。


明日は東京道場で、心道の今後を考える打ち合わせならびに、快の学校卒業面接なのである。


色々と終わり、色々と始まる。春なのである。