735話 テラさんにおじゃまする

今日は、午前中「フォースの宿りし、無敵の関西圏私鉄フリーパスカード」である「3デイチケット」でまずは京都の深草へ。

京阪電車中書島駅で、改札の向こうに見える「龍馬商店街」をのぞみ、ああ、時間があったら途中下車して坂本龍馬受難の地にしてゆかりの「寺田屋」に行くのになあぁあああ、と思いつつ通り過ぎて藤森で下車。


テラルネッサンスさんの事務所には一回行ったことがあるのだけれど、藤の森で降りてみたら、さっぱり分からなくなっている。というのは、前回は間違えて深草で降りて、その近辺をほっつき歩き、その時の記憶と混同し、駅周辺のどちらに向かえば見覚えのある道に出るか、という接点が見つからないのである。あの景色さえ見つかればという後の記憶はけっこうあるのであるが、その地点まで出れば何とかなるが、おりからの雨。さらに京都の次には尼崎に2時までにいかなければならない。


事務所の住所も分からない。事務所周辺で記憶しているのが「なんか学校みたいなところ」と「ふつうの公園」である。


この二つのキーワードだけでそこへ連れていってくれるタクシーがあれば、筆者はその運転手に「京都、深草、タクシーの匠」の称号を贈り、深く記憶にとどめるであろう。

エディターM森(会報の編集もされているので)さんに電話をしてみたが通じない。事務所の電話も分からない。104で聞いても「登録がありません」


やむなく路上にてパソコンを立ち上げ、京阪タクシーの乗り場の前で、ネットの電波を求めて雨の中を右往左往し、やっと拾った電波でテラルネッサンスさんのHPを開き、運転手さんにパソコンを突きつけて「ここへ行ってください」


今日は事務所に3人。前出のM森さんにカンボジア帰りのE角@カンボジアンさんと、インターン(実習中の新人ボランティア)のSちゃん@バスケット娘の3人。


M本さんの最近突発的に始められたバトミントン疲れをさささっと取り、E角@カンボジアンさんのパソコン疲労をさささと取り、Sちゃん@バスケット娘を調整する。

「凝らないたちなんです」

とのたまうのであるが、筆者は信じない。みなさん大きな故障がなければノーマルであると思っておられるが、ほんとうに閊え(つかえ)のないノーマルな身体の方というのには、ほっとんどお目にかかったことはない。

首肩背中をぴっぽっぱっと整えていくと、左股関節、骨盤周辺の異常感が浮き上がってくる。とSちゃん@バスケット娘が

「実は、左のアキレス腱を切っていて、それ以来調子が・・・・」

バスケットのプレー中のようなサイドステップを繰り返してもらって、感触を確かめ、後、ぴっぽっぱっと整えていくとサイドステップの切れが取り戻る。


「ステップしても、かかとをつかないとバランスが取れなくて、べた足でステップしていたのが、つま先だけの踏ん張りが効くようになって、かかとをつけないでもできます!」

と目に涙を浮かべ、いつまでもサイドステップを繰り返すSちゃんであった。(うそ 喜んでたけどね)


3人の調整が終わってコーヒーを頂いていると、「本日のお礼」の登場である。3名を代表してE角@カンボジアンさんから、カンボジアの高級「コショウ」とビンに入った「謎の椰子の実ドリンク」が進呈された。


このカンボジアのコショウは、大航海時代からの逸品であり、これを食べると「普通の市販のコショウは食べられなくなりまっせ」という恐ろしい(おいしい)コショウなのだそうだ。


一方、ドリンクの方は「ヨーロッパや韓国には輸出の実績がある」とのコメントは頂いたが「ヨーロッパや韓国でおいしいと評判」というコメントはE角さんからは頂けなかった。


斎戒沐浴・精進潔斎の上、心して飲みたいと思うのであった。


さて、後にわかったことであるが、足の調子がすこぶるよくなったSさんは、なんと夕方6時半になっても「ああ、まだ飛べる、ジャンプできる!」と跳び続けていたとの情報が寄せられた。

よって、今後このブログでの表記は「Sちゃん@バスケット娘」から「Sちゃん@ジャンピング娘」に変更することに決定。