740話 役者のみなさま

さて、おおむねみなさま2回以上(5月2日を含む)の調整を受けられて、「つかえていない私の身体」を体感して頂いたわけであるが、いかがでしょう?


5月2日の拙ブログで筆者はこう書きました。

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「リラックスできたはずの体」で首を回すと、みしみしと鳴り、がりがりときしむ。腕を回すと肩がひっかかり、腰を回すとつかえる。いたるところにこりやこわばりが点在している。
コリこわばりというのは、その部分に「緊張せよ、縮め!」という大脳からの指令が出続けている、ということである。ということは「ゆったりした気分になった」のは錯覚で、本当にリラックスできれば、そういった「プチこり、こわばり」というものが消失しているはずである。そうなった状態というのが、真にリラックスできた状態」である、と言える。



ということは、真にリラックスを獲得した場合、首を回せば「連獅子」のごとく、肩を回せば風車のごとく、腰を回せばフラフープのごときなめらかな回転運動が、何の抵抗もなく、軽快に、ここちよく、楽しく現出する状態である。



しかしながら、ひとたびその動きを止めたならば、動かざること山のごとしの安定感と不動体になりうる体のことでもある。



かように考えると、リラックスできた体というものは、ゆったりとのんびりした状態の体ではなく、ものすごくアクティブな心身のことである

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というような心身の状態をセルフでコンディショニングできるようにしようというのが、今回の第一段階の目標なのです。

みなさま、それぞれ順調な滑り出しである。


O浦嬢は、過去3回の調整を体験されたわけだが、直後から、朝早く目が覚めるようになり、お母さんまかせだった弁当を自分で作り、3食以外にも友人があきれるぐらい食べていたのが、三食のみで過食が止まり、3回目の調整の後には、鼻づまりも通った。さらに、夜帰宅したら、エネルギーを使い果たして寝るだけだったのが、学校の勉強を気がついたらやっており、予習までしている自分が信じられない!という状況が生まれ、おおむね継続しているそうである。

まさしく

かように考えると、リラックスできた体というものは、ゆったりとのんびりした状態の体ではなく、ものすごくアクティブな心身のことである

という筆者の言説を体現して頂いているような感じである。



Mさんは、夫婦げんかの際に、「いや待てよ、感情のぶつけ合いをしてももつれるだけだから、ここは一丁『相手の氣をオープンに受け入れる』を試してみよう、それだって一つの芝居の稽古になるかもしれない」と試してみたところ、奥方の反応があれれれ、っと変化し、戦闘状態はまもなく鎮火したという。

S本さんは、前々から調整を受けているので、隊長の激変はないけれども、自分が調子いいので激痛で腕が動かせないおばあちゃんを連れてきて、腕は上がり、ものも拾えなかった痛みが、拾えるように回復された。(ってこれは演劇のためのからだの訓練とは関係なかったか)

S原くんは、モダンダンスの動きがその場で改善される、って程度のことは体験してもらった。



というようなことをちゃんと記録しておきたいので、先日お話したレポートの件、よろしくです。ちなみに、レポート送られましたら、携帯の方にも一報して下さい。