748話 明日に欠ける橋

水曜日の夕刊読売新聞である。↓
坂本龍馬ファンの方々には、ぜひ以後をお読み頂きたい。


【 鞆の浦埋め立て あす出願】

広島県など 年度内事業着手めざす』


万葉集にも詠まれた広島県福山市景勝地鞆の浦で計画されている港湾埋め立て・架橋事業で、県と市は二十三日、公有水面埋め立て法に基づき、埋め立ての免許を知事に出願する。知事は出願を受け、国土交通相に埋め立ての認可を申請し、今年度内の事業着手を目指す。

事業をめぐっては、反対派住民が四月二十四日、免許の事前差し止めを求め提訴。映画監督の大林宣彦さんらが支援を表明している。

同事業は、付近の県道の渋滞緩和などを目的に鞆港の一部(ヘクタール)を埋め立て、バイパス橋(180メートル)を建設する計画。一部の地元住民らが「環境破壊につながる」などと反発し、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物移籍会議」(ICOMOS 本部パリ)が事業中止を求める決議を採択するなど、事業に反対する声もある。

鞆の浦とはなんぞや!

ここは、龍馬率いる海援隊がついに手に入れた船「いろは丸」が紀州藩の船に当て逃げされて沈没した際に、「あいや、待たれい!」と雄藩である紀州藩相手に談判をした、という地である。

そして、かの地では、その龍馬が談判をしたおうち、というのがつぶれそうな状態で残っていて、地元NPOが中心になって、その家を整備復元し(って当時の骨組みはあったが、外見は田舎の何でも屋さんになっていたのだ)龍馬ゆかりの宿として再生し、その完成も間近!というのが鞆の浦なんである。


ためさんと二人鞆の浦に出かけ、再生工事を手がける平和建設の社長さんに鞆の浦をご案内頂いて、工事中の龍馬の宿の中にも入れてもらっていたく感動した一部始終は、9月29日、30日のブログに詳しいので、ぜひともご参照頂きたい。