1000話 年末ツアー1

今日は三年目になる「極楽温泉ツアー」。


いきなりの本格的冬型の気圧配置とかで、朝からの荒天で降ったりやんだり。たき火さえなければ天候はどうでもいいのだけれど、幼児を含む10人以上の人数で、吹雪の中で2時間川原にいる、というのはあまり好ましくはない。空を見上げながら集合時間。


「S澤@日本橋サラリーマン」、「K藤@元・定期預金はいかが嬢」、「O渕@リズムに弱いわ」 さんなどが南海電車で続々集結。


和歌山市駅で「S本@今日は家族でワンパッケージ1号」と「喧嘩上等 宝塚の走り屋 O澤さんスカイライン 実はおじさんがお菓子ぼりぼり2号」と、筆者の運転する「和歌山3号」も到着していよいよ開始。


まずは河川敷に行って「薪拾い」。

強風とみぞれ混じりの雨の中、伐採された灌木の放置しているものを小枝をはらって薪にしていく。

特に細かい役割分担のないままに、全員が自主的に「おやつの焼き芋作りのために必須」である燃料の確保に猛烈に動く。気持ちがいい。


斧はあるがのこぎりがない。


ゆえに灌木はけっこう長いままで束になっていく。短い薪を三台の車に分けて載せればいいと思っていたのだが、筆者の8人乗りの後部座席跳ね上げシートで大きく荷物スペースを空ける以外は積み込めそうもない。


ということで、わが車にせっせと積み込むが、もとが長い灌木に小枝が取りきれずにくっついている状態なので、かさばることこの上ない。


二宮金次郎かカチカチ山のタヌキ状態になって出発。


JR和歌山で亀岡からの桃ちゃんと合流。大学同窓のS澤氏がすばやく車窓から見つける「原色ひらひら」の桃ちゃんであった。


まる高で、「初参加者」の度肝を抜き、衝撃を与えた後、一同は海南東から真国川の「とっておきの川原へ」向かう。途中「のこぎり」を二丁購入。


車中。

久々のS澤くんに「体癖論」の新展開について熱弁をふるっていたら、まいが


「難しい話で面白くない、みんなでなんかしようよ」


ということで、車中は「しりとり大会」となる。(つづく)