1015話 悪しき無意識動作 2
そういえばそうである。
一日の中で意識的にやっていることなど、ほとんどないと言ってもいい。ほとんどが無意識の動きである。
つまり筆者が言うように、「意識的な動きにはろくなものがない。上達しない。自我意識を黙らせろ」という主張に素直に反応された方が、意識的にやるのを一切やめて、ただ本能にまかせて反射にゆだねるということをするとどうなるか?
「今まで通り」ということになろう。『何も起こらない』ということが起こる。
無意識にまかせるその「まかせ方」に条件がつくのである。
そこのところがあいまいであった。
suganokei 2008/01/11 11:38
どうも、こんにちわ。
意識にしりぞいてもらって、無意識にまかせる感じでしょうか。
わたしはギターを弾きますが、気持ちよく弾けるときは、
我(が)を忘れかけた感じになります。
なかなかむずかしいです*が*(笑)。
「suganokei」さん、の9日分に寄せられたコメントである。
『意識にしりぞいてもらって、無意識にまかせる感じでしょうか』
との質問が書いてあるのであるが、そうなんだけど、何か違うんだなあ、ということが自分の中でももやもやとしていたのである。
無意識にやったって、「悪しき無意識」に落ち込むし、意識的にやったって「りきんでこわばる」。これでは上達へのみちは遠いので、どうすればいいか。
今のところ、整理がついたのは以下の手順である。ただし、意地悪な筆者は全て書かない。
1 今からやろうとすること、始めることを身体(の無意識の『働き』)に伝える。宣言する。
2 無意識にまかせて動く
3 ただし、○○○○しながらである。
※3番の○○○○は別に四文字熟語ではない。
今日14日は成人の日。毎年恒例、あさちゃんの通う空手道G会の「寒稽古」
道場から紀ノ川まで走って、水の中に入って気合いを入れる。
がんばれ、あさちゃん。