1092話 体話18 エネルギー

エネルギーは「場」に「差」を生み出すと生まれる


二点間に関係を持たせた後、その「差」に焦点を当てたり、差を生み出したりするとエネルギーは流れる


位置エネルギーというのは高さの差だ


らせん運動の生み出すエネルギーが最も強力だと聞いたことがある


らせんは円運動だ


円というのは、ある一点からの等距離の点の集合体だ


円周上を多数の点が移動すると、その中心とは常に等距離にありながら、常に位置関係が変わる


円の中心からすれば、円が右に回れば、軸である自分が左に回るのと同じ関係が多数生じる


ゆえに上昇エネルギーが発生する


左はその逆だ


下降エネルギーが発生する


「太極のマークの半円がその円の回転を表し、小さい○は発生する上昇下降のエネルギーを表す」と仮定するとぴったりおさまる


それを歩みの前後歩行運動方向と合わせても、そのエネルギー発生方向と進行方向とにことごとく一致する




貨幣の単位を「円」と名付けた明治の人は、なんとものの分かった人だろう