1294話 数えてみる
自分の今までと物差しを変えてみると、見えなかったものが見えてくる。
昨日書いた「10分の1 さらに10分の1」はまだまだ緒似ついたばかりで、正確にその通りできております、という訳ではない。
そこで指紋を使って稽古をする。
指紋を作っている筋目を体感でなぞりながら数を数えるという稽古である。
親指の指紋部分だけでも70本を越える。
ぱっと人の皮膚に当てた際に実際に触れる部分だけでも40本から50本ありそうである。
これを実際に指紋を見ないで、体感だけで筋の数を数えられるようになったら、ずいぶん色々なことが見えてくるんだろうなあと思う。