1439話 ピタパ稽古

魚泳動、両生類動、は虫類動、鳥類飛翔、獣類走の動きの質を、もっともっと無為椎反射にするための方法。


ピタパ


「無意識反射」が「よし」とされている動きを、「意識的」に一生懸命やるというのは、矛盾している。


上手くやろうとするほど、上手くならない。


ではどうすればいいのか。


意識的にやるから良くないのだから、無意識にやればいいのだ。


ということで、魚やら両生類でせっせと動いているその手足を、ピタピタ触って瞬間的に止めてしまう。止められた側が「ええい!」と対抗しようとした時には、すでに別の箇所を「ヒピタッ」「パッ」と押さえている。これを高速でやる。


すると、意識では対応できないので、みなさま「うわ〜、イライラする!」と、意識は対応不能な状態に切れる寸前になるのだけれど、身体は思わず無意識反射の回路を最大限に出してきてしまうのである。