演劇塾
一年ぶりの演劇塾。
おなじみの未来さんの野江のスタジオに行く。今日は10人の参加者のみなさん。
八木氏の諸々のエクササイズの後、まずは右脳テーピング。
いきなり「世の中が立体に見える、色鮮やかに見える、濃く見える!」という方の割合は6割ぐらい。
ただし、足にゴム手袋を履いて、クラゲ体操やクラゲ体操耳後刺激補助法などで弾力が甦ってくるにつれて、「右脳活性化的状態」が体感できる人の割合は増えてくる。
演劇塾終了後に、神戸Y短大の「表現芸術学科(というような感じの名前の学科・八木氏の教え子のみなさん)4名による10分作品の観劇と劇評会。
後、懇親会。
レベルチェックのワークなどは見ていてもなかなか楽しかったけれど、全般的に言えることは今の自分の感性のまんまで、教えられたやり方をこなしているように感じられたこと。
「芯を取る」にしても「レピテーション」にしても、もっと本気で取りにかかったり、届けにかかったり、感じにかからないと、意図しているものは見えてこないだろうなあ。
初めてで要領を得ないことに挑む時に「もっと完成イメージだとか目的だとか具体的な行動の例などが明示されたらできるのに」とは筆者が新しいことをやらされる時に思っていたこと。
でも違いましたね。
知識やスキルを増やしていけば、解決することが増えるわけじゃあなかった。
できないことに取り組む際に、引き出されるものがあって、その引き出された「自分では想像もつかなかった何か」が力を持っているのである。
だから、八木氏が提示するエクササイズで「引き出されたもの」を使っていって、順次雪だるま式にふくらんでいくだろう「何か」でより複雑難解なテーマに取り組めるようになっているプログラムであろうと推察されるが、並列に「体験」していくだけなので、後半のエクササイズに前半のものが生きてこない。
いつもどおりの今までの感性で、解決しようとしている。
ほとんどのエクササイズに入って、「そうやなくって、やるちゅううのは、ホンマにやりまんねん」「感じるちゅうのはほんまに体全部で感じようとせんと何にも変わりまへん」と整体的・武術的体感を届けたつもりでも、届いてないってことなのである。
ということが明確になってあと二回。
13日の最終回にはまたまいりますので、参加者のみなさん、せっせとくらげって下さいね。