自閉症の子どもさんが…

10月の特別講座に参加したS井さんから、とても嬉しいメールをもらいました。何回かのメールをご本人了解のもとで、掲載させていただきます。


S井さんは、自閉症の息子さんの改善に何か役立つものがないかと、このブログを読んで特別講座に参加されました。


息子さんは、高校生ですが、学校では人と口がきけず、友達は一人もいないというような状況だったそうです。


まずは、参加翌日に頂いたメールです。



津田先生

福井県在住のS井です。昨日は大変お世話になりました。

初心者の私にもわかりやすく、尚且つ深い内容の体験をさせて頂き、

本当にありがとうございました。

早速、テーピングを妻と子供に貼ったところ、

妻は世の中が明るく見えるとはしゃいでいまして、

子供の方は今日一日貼りっぱなしで学校にいたらしいのですが、

いつもは教室にいるのが苦痛らしいのですが、

今日はなぜだか気分よくいれたらしいとのことです。

今からクラゲ体操を一緒にやってみようと思っています。

あせらず、少しずつでもやってきたいと思っています。

昨日の講座で一番腑に落ちたのは、

私自身がいつの間にかガチガチになって

子供の出来てないところばっかり見てしまっていたな、

しかもかなり粗い見方だったなと気付かされました。

どうやら「自閉症」の言葉に

私たちも嵌ってしまっていたかもしれません。

子供の事も当然ですが、

まず自分がよりいい状態でいてあげることが大切だなあと思いました。


以下略


受講翌日に、テーピングだけで「楽だった」という報告を頂いて、半月以上が立ちました。息子さんはどうなったのか気になったので、メールでお尋ねしました。びっくりです。



津田先生

お気遣いいただきありがとうございます。

最近、嬉しい変化が二つありました。

一つは、体育祭の応援団に自分から立候補して入ったことです。

誰ともしゃべれなかった事を考えると、すごい事だと思っています。

学校の先生も驚いて、いじめで無理やり入れさせられたかと思い

心配で家に来たぐらいです。

二つ目は、ボールを遠くに前に投げれるようになってきた事です

コントロールやスピード以前のことですが、

夏頃はどんなに教えても地面にたたきつけてしまっていたのですから

この変化には、本人も少し自信がついてきたようです。

今のところテーピングは毎日貼って学校にいっているようなので、

本人なりに気に入っているのだと思います。

クラゲ体操の方は、CDを購入してやってみたのですが、うまく動けなくて

(リズムに乗れないとか、バネが伸びるイメージでの動きよりも、

床に体を押し付けてしまう動きになってしまうんです)

私の教え方が悪いせいだと思うのですが、

今はまだ無理にはやらせないでおこうと判断しています。

むしろ、私と妻がよろこんでやっている次第で、

妻の方などは、素人の私からみてもなかなか上手いです。

子供には、全身の皮下チューニングを毎日妻と交代でするようにしています。

やればやるほど、私自身の体もいい調子ですし、

もっと深く学びたいという想いが湧いてきています。

都合のつく限りですが、おうかがいしていきたいと思っていますので、

今後ともご指導の方お願いいたします。

               S井 


そして、その数日後のメールでは

今、子供は応援練習についていくのは大変みたいですが、

それは、普通の悩みで、すごくぜいたく?に感じると妻と話していたところです。



最初にテープを貼った日から、一ヶ月もたっていません。私は自閉症についての専門家ではありませんから、どれくらいすごいことなのか解りませんが、きっと凄いことなんだろうと思います。


皮膚の持つ可能性が、予想を超えたところで、いろいろと芽吹いています。種は確かに道場発ですが、芽吹かせているのは、取り組んでいるみなさんです。ありがとうございます。