マウスピース2
お箸を口にくわえることの効果を、I藤さん、Y田くんと検証会。
走る、ラケットを振る、実際の打撃力をミットを持って体感する、などなど。
圧倒的な差がある、ということで衆目は一致。
しかし、割り箸を短く切ったものをくわえる、というのは、たとえば学校のクラブでやるにしても安全面で問題があるし、試合に出るのも無理。
それをわずか500円ほどの安価な「はぎしり予防 デンタルマウスピース」で解決するというしぶい作戦だったのだが、実際に試してみると「史上最高に遅くなる」という予想外の結果が昨日出てしまったので暗礁に乗り上げたまま。
歯並びにきちんと合わせたマウスピースが効果を持たず、ただの割り箸が圧倒的なスピードと破壊力と身体のバランスと柔軟性を生むという皮肉。
Y田君がはしをくわえて前屈したら、いきなり5センチ以上(彼は、ここ2ヶ月ほどで前屈はすでに10センチ以上柔軟になっているにもかかわらず)柔らかくなったほどだ。
もったいない。
形状記憶樹脂による、「歯並びの悪さを解消できる」という効果は物理的にあるのに、何故効果が出ないのか。
仮説としては、はしをくわえるという行為は、攻撃型・戦闘モードの回路にスイッチが入り、マウスピースを装着するという行為は、「今なんかたべてますよ」という飲食・消化・吸収の回路にスイッチが入り、その分、走るなどの運動回路は制御される、のでは。
と昨日書いた。
マウスピースは、断面がカタカナのコを上向きにひっくり返した形状である。つまり、歯を包むような形状なのである。
はしはフラットだから、くわえた時に、歯の「刃の部分」もしくは「臼の部分」にのみ接触する。一方マウスピースは、刃を挟んでいる部分が、口の内側では舌の居場所を狭くし、口の外側に向かってはくちびるの内側の粘膜に強く接触する。
この「接触感」が、身体から「戦闘モード」を消してしまい「幸せなお食事の時間モード」に切り替えさせているのではないか、という体感からの仮説なのである。
ということは。
マウスピースの「歯を挟む部分」を切り取って、「かみ合わせの部分だけを残」せばいいんじゃないの。
ということで、切っっちゃいました。
ら…
効果復活!!!
今日は、尼崎の実家〜大阪市内〜実家〜神戸市内〜実家というスケジュールだったのだけれど、駅と実家の往復2回、全て軽快に走ってしまいました。
で、一方の「おはし」ですが、お箸でいろんなくわえ方を試みていたからこその大発見がありました。
でも、これの発表は合宿で。