合宿が終わりました

合宿は、無事終了。


終わって、合宿地から最寄りの湯浅駅まで、電車組を車で送る。車中。


「ほんとにゆったり過ごさせていただきました。ありがとうございました」


「ほんと、ゆったりしました」(複数のうなづく方々)


との感謝の言葉を頂く。


が…


まったくゆったりしていなかったのだ。


結果的に半数以上の方が車で来られることになり、渋滞のため予定より1時間近く遅れてのスタート。


到着するやいなや弁当をかき込み、食べ終わるやいなや夕方まで講習。それも予定より30分延長して、講習終了後これまた30分もしないで夕食。温泉が閉まるのが早いので、夕食後すぐに移動。


温泉から帰っても、またまた9時過ぎまで稽古講習。


その後も、自発的ミニ懇親会が、そのままF先生のダンス教室になって、11時を回るぐらいまで実質稽古のようなもの。


翌日も、私が5時に目覚めたために、6時には全員を起こし、6時半にはスケジュール開始。


朝練 朝食、午前中の講習と稽古。とにかく30分以上の空きはほとんどないスケジュールであったし、またそのスケジュールも事前にまったく発表しないで、進めていたのである。


しかし、それはまた「そういうことを理想としているもの」が、はからずも体現できたということかもしれない。だとするとちょっと嬉しい。


自分が「やったやった、たくさんやった」と思っていることは、実際大してやっていないことが多い。


「自分では、そうは思っていなかったのだが、よ〜く中身を振り返ったら、質・量ともに大量・高品質ものをいつのまにかやっていた」というのがいい。


自分で「変わった、変わった」と思っているのは、あまり変わっていないことが多い。(だから、このブログで筆者が『変わった、変わった』と書いていることも、あまり信用しない方がいいかもしれない)


ゆったりしました、と口にしている方々は、最終日の最終講習の時間では、1時間半近く、まったくノンストップで「進化体操7億年分一気にいきます・完全版」をやった方々である。


進化体操の一つの動作は一秒に2動作ぐらいのペースなので、一万回近い動作を連続で繰り返していたことになる。


力に頼っていたり、意識的に動いていたのでは、この回数はこなせない。


力みが抜けて、無意識反射を1万回やったのであるから、質・量ともなかなかのものである。


しかしながら、自意識だけはお休みしていたのであろうと推察される。


ふだんなら、あれこれと一喜一憂忙しい前頭葉?ないし大脳新皮質がお休みしていたのであろう。


ゆえに、今から始まる稽古が一体何時に終わるのか、などと残り時間を計算したり、ペース配分したりすることなく、ずっぽりと無理なく没頭されていたのである。


気分感情思考が「ゆったりして」、身体の方は休みなく動き続けていました、という合宿であったのでした。


みなさん、お疲れ(てないみたいですが)様でした。


みなさんの協力で、力みなくいい合宿ができたようです。ありがとうございました。




ところで、この合宿期間中、長男ひろきは、高校駅伝近畿大会に出場していた。


大会前に、親父の(私だ)命令で、(うそ、相談して)、割り箸をくわえて走ったり、試作中の新型マウスピースを噛まされたりしていた彼であった。夜にメールが来た。


昨年の大会から比べて、(3000メートル)で1分9秒アップし、自己ベストを34秒更新し、一人だけにしても順位を上げたそうだ。


もちろん、今が高校生の速い方でないからこそ、大幅アップができたのであるが、それでもめでたい。