温泉にて研究する

二週間ぶりの休み。


すずなを連れて、わりばし「四歯五歯噛み」で軽快にお城一周。


速くは走らなかったけれど、ますます足に疲れが残らない。


お義父さんからの依頼で、金屋(合宿をした有田川町の、高速のインターがあったところ)の農家にお米を取りに行く。


例によって、自動車の中では進化体操一時間。


現地は、一見ややこしい道であったが、合宿の帰路で道を間違えて、「カーナビS本さん」に「そっちは反対でっせ」と指摘を受けたまさしくその間違えた方向だったので、記憶に新しく迷わず行ける。


150キロの米を車に積み、おまけの「おみかん」も頂く。


時間に余裕があるので、これまた合宿の帰りに「ミカン路上ばらまき事件」があったお陰で、突発的に立ち寄った道の駅の「焼き鳥」が非常に美味だったのを思い出し、向かう。


ら、ヒマな月曜日だからか焼鳥屋さんは出ておらず、「田舎うどんとたまごかけご飯」を食し、有田川を渡って明恵峡温泉へ。


露天風呂が空いていて、しばらくするとだれもいなくなったので、浅いおふろでせっせと「水中 進化体操」を900ストローク」ほど練習。


トカゲになって泳いでみたり、などいろいろ。人間の「自由に動く」という背景に、絶対的な引力という不自由の中で成立しているのだ、というようなことをぷかぷかと体感する。


水泳というと「効果的に水を『かく』」、というふうに語られることが多いが、お魚はそういうことはしていないように見える。


身体を自然にくねらせて、水のすきまに入ってるように見える。


水の中で、とかげや魚をやると、胴体がうねってくることを感じる。


今までの「水をかくってしんどいわ」という感じとは、いささか(個人的にはずいぶん)違う感触がある。(よい子のみなさんは、決して温泉で泳ぐようなことは真似しないようにね)


道場周辺ランニングは、徐々に距離が伸びて、最近は十三駅近くまで行っている。そこで「淀川区民プール」なるものを見つけたので、近々、「水中でトカゲのように泳ぎ」「鳥のようにおよぐ」不気味なおじさんが出現するかもしれない。


どんどん広場に寄り、食べそこなった「焼き鳥」のかたきをうつべく「紀州地鶏」を買い求め、夜にすき焼きで食す。


【読書日記】

仕掛人・藤枝梅安 第七巻「梅安冬時雨」

 池波正太郎


を読む。

白子屋一味の残党と藤枝梅安との決死の戦いが、さあいよいよどういう結末か、というところで、作者急逝のため、未完となった一冊。未完と知っていても、やはり「最終巻だけ読まないというわけにはいかない」という思いになる池波ワールドである。