三ヶ月

近所をよたよたと5分ほど歩き始めたのが、期せずして体育の日である10月の12日だったので、これで「走る」ということを日常に取り入れて3ヶ月が経過したことになる。


意志薄弱にして、継続性のない筆者にしてみたら、こういう習慣が3ヶ月も続いたということは瞠目に値する。


さて、今回は、なぜに途中で挫折することなく、三ヶ月習慣化するということが生まれたのであろうか。ここは一つ事実に即して子細に検討してみることにする。


結果として、まず言えることは「やり抜くぞ」などと強い決意の上に始めなかった。毎日お城の周りを二周するぞ、なんていう「いかにも」の体裁を取ることがなかった。


一分半ほど走ると足が痛くなり、息が切れ、口の中がからからになるという驚愕の事態に危機感を覚え、若いときよりも食事回数ならびに食事量の減少気味であるにもかかわらず、じわじわとふくらんで来るおなかに、これまた危機感を覚え、「とりあえず、きのうよりも10秒か20秒ばかりは余分に走ることにしよう」というまことに低い低いハードルとも言えない単一のルールのみを「ガイドライン」として設定して、始めたのであった。


継続には、強い決心は不要であった。


そのかわりに、毎日何分走ったかという「記録」は日々使っているダイアリーの週間日記欄に書いた。


レコードダイエットならぬ「レコードランニング」、略して「レコラン」である。


以下3ヶ月の間に出現したさまざまなランニング形態を紹介する予定である。