明日の整体教室で配る資料

今週の発見ならびに技術の推移の抜粋


今週は、日々変化が激しく、その経緯を明日の整体教室で口頭で説明してて何か漏れそうなので、あらかじめ書いてまとめておこうと思って書き出したものが下記のものです。


25日(木)

ペアでやる頭〜腰の皮下チューニングを、セルフでやりながら、その「腕の力の出どころ調べ」をすることで、腕の使い方が変化し、長く使え、かつより無意識的になる。結果として没頭してやって「疲れないなあ、何分経ったんだろうと時計を見た時が15分後だった、という状況。


26日(金)


出張整体で「皮下チューニング」を中心にやって、40分前後高速で手のひら(と腕を)動かし続けていたのに、ほとんど疲労感がない。


ランニング時に、ぱっと上を向く(頸椎の角度をそれまでと一瞬変える)ことで、思いこみのからだの使い方を切り替えるヒントを得たよう。走りが「速く走ろう」と切り替えていないのに、気がついたら高速で走っている。


27日(土)


金曜日の「疲れない腕」を体験したもらうために、「皮下チューをかけている側の人に、またもう一人の人が皮下チューをかける」方式をやってみる。予想通りの効果が出る。


「疲れない腕」も「つながるカラダ」も、結局は「命令的な自意識とからだの部分意識」を、「観察的自意識とからだの連動感覚」に切り替えることから始まった。


コリやこわばりを「取り除こう」「変えよう」とするのではなく、「つながりの中の一部」(本来そうだったはず)として扱う整体を実施。


部分的なこわばりが、「つながっていけそうな方向を探す」という「硬化部分へのアプローチ」=「ともだち探し方式」を実施。初めてやったにもかかわらず、「こわばり(硬化部分)が、ほぐれたのではなく、最初からなかったかのように消えた」という結果を得る。


部分を、部分として使うのではなく、部分と全体のかかわりを広げていく方法として「目と目の回りのつながりを感じ取る方法」で、視野の拡大や立体感の増加、色彩感覚の鮮やかさが増す、人の輪郭がはっきり感じ取れるなどの変化が出ることを確認。


28日(日)


バッティングセンターに行く。久しぶり(3週間ぐらい)で、打率も低く、からだの使い方の上達がバッティングには反映していない、という感じだった。途中から「スイングの出どころ調べ」(整体の時と同じ発想のトレーニング。力の焦点を軽く叩いて認識する方法)をやり始めると、集中度合いが著しく高まり、とても速い打球が飛ぶようになる。


打率も上がったのだけれど、カラダに集中する度合いが高いので、安打数が覚えきれなかったので正確には不明。


29日(月)


娘を車で送りに行く時に、何度も通った道なのに、知らない街並みのように見えた。記憶力が落ちて「ぼけてきたのか?」と思ったが、視野がふだんの運転時に比べて大きく広がったせいだと分かる。


その後、自宅で皿洗いをしていたら、コンロから流し台までが一度に見渡せていた。


皿洗いをしていても、腕を長く使えている(手先、腕が疲れない使い方)手ごたえがあった。




【まとめ】


腕を長く使う、というのは、「力の出所調べ」をやることできっかけがつかめます。


初めて数週間になりますが、気がつくと、「出どころ調べ」をしないでも、すでに長くなっている時間が長くなっているようです。


すると、車に乗っていてもハンドルを持つ手が長い。末端の力みが抜けています。すると、その時には視野も広がっていました。


腕を部分的に使わず、体幹部からのつながりで使うようになったカラダは、目も変化したのではないか、と思われます。


腕というパーツを、手先だけの使い方から、全体をつなげて使うように変化したら、目も狭い部分視野から広い広角視野に変化した、ということです。


これはなかなか重要な発見かもしれません。(まだ、そうなるとは言い切れませんが)


つまり、部分的な練習や稽古は、その部分が変化するだけ。しかし、全体につながる稽古は、その他の部分の使い方も同時に「全体につながる方向に変化する力を持つ」ということのようです。


ということは、部分(腕とか目とか足とか)を強調するような使い方は、今トレーニングしているその部分以外も、同時に部分的な使い方に陥ってしまうということかもしれません。


部分は部分を呼び、全体は全体を呼ぶ、という法則がありそうです。



土曜日実施の「硬化部分のともだち探し」という手技は、圧力も圧痛もほとんどともないません。強い感応の気感もともないません。が、効果は大きく、48時間後もその部分に同じ硬化は出てきていません。


ただし、硬化部分を特定してかけるために、その部分は明確に変化しますが、まだかけていない部分とのギャップは出てきます。


「ともだちの探し方」を研究することで、広範囲に変化を呼び起こす方法が見つかるのではないかと思われます。