爆睡

日付が変わった今日の3時前ごろ、ご近所で火事がありました。


我が家から見て、10軒ほど西の、南へ三筋下ったところでした。


断続的にサイレンが聞こえ、「北かな、南かな、東西どっちかな」と耳を澄ませていると、近づいてきたらサイレンの音が消える。それが続々と何台も集まってきたので「ご近所やんけ。やばいかもしれんやんけ」と、雨の中を見に出ました。



西のバス通りの方に消防車が集結しているよう。風もけっこう強いのに、南に一筋下がったところにも煙が立ちこめています。


バス通りに出てみたら、さらに一筋南から二軒東に入ったところ。


そのあたりというのは、東へ5〜6軒で河野君の実家だし、たかお君があとを継いだクリーニング店もそのへんだといことで、被害の方には申し訳ないけれど、知り合いの家ではなくてほっとする。


外観はそのままで、玄関から多数の消防士さんが出入りしている状況なので、「ぼや」ですんだようです。半焼とか全焼という規模ではなかったのが何より。


風雨も強かったのですが、ぱっと見で20人や30人の消防の方が続々。真夜中の強雨と強風の中、ほんとご苦労さまです。消防団の消防車も駆けつけてきています。ようするに民間の方で、夜中に飛び起きて、消防服に着替えて、地域の車庫に行って消防車を出してきたってことですよね。頭が下がります。



で、今朝。


「昨夜の雨は強かった、火事まであったね」と母上の話を向けると、一切知らないという。


ふだんなら1時や2時に手洗いに起きるし、家がみしみしいっても目が覚めるなんていっている母上がである。


昨日に、「整体で効果がでにくい母上にも効いた。変化があった」と書きましたが、それほどの爆睡・熟睡だったのであります。


しかし、あらゆることを悲観悲嘆の材料にする達人である母上は、その瞬間にふだん寝れない寝られない、かさっと音がしても目が覚めるとぼやいている「ふだんの私」を忘却し、「ああ、だから年寄りは火事になっても解らないで、焼け死ぬのだわ」


などとのたまわれているのでありますが、眠りが深くなるというのは、何より増して整体の目指すところの一つであります。手ごたえを感じる筆者なのであります。