えっ、休み時間ですか、と教えてあげよう整体
できなかったことが、すこしましになって、できる範囲が大きくなる。
すると、できない間は、どれもこれもできないものだったのが、できるものと、まだできないものに分かれる。
ということで、「ともだち方式」を採用してから、簡単に変化する硬直部分があるということがわかると同時に、なかなか変化しないところ、変化してもまたすぐに硬い方へ戻ろうとするところがある、ということがわかりました。
そういう硬直部分というのが、しだいに見分けがつきやすくなってきて、どうもそこには「信念」のようなものが感じられるのです。なんか、ものすごくまじめに固まっているのです。
私自身の中にも、そういう部分があるので、観察しておりましたところ、その硬直は、腕をこういう角度を取って仕事をしている時なら硬くなってもおかしくない部分だ、ということが判明しました。
つまり、その仕事(動作・もしくは姿勢)が終わっているにもかかわらず、その部分だけはお仕事が終わったことをどうも理解していないようなのです。
そこで、いったん「仕事中の姿勢」にしてから、ともだちをかけて周りに仲良くしてもらい、仲良くなったところで「お仕事」=その姿勢を解除するようにしましたら、今までよりもう〜んと硬直がゆるみました。
これは使える!と確信を得ましたら、ちょうど当道場古参会員のみなさんならおなじみの某鳥料理屋の女将から、体はヤバイが教室には行けない、来週もいけない、という連絡が入りました。
ふふふ。
備えあれば憂いなし、念ずれば現ず、たなからぼた餅、瓢箪から駒。
女将は、まさしく「仕事モードのきまじめなこわばり」がいっぱいあるのです。そして、今日木曜日は、女将のお店の横を走っている阪神電車で、長田&板宿に午後には行くことになっているのであります。
途中下車してお店に寄り、仕込みの時間に調整してしまえ作戦であります。
で、お店に行きましたら
「腰痛のため、ランチお休みいたします。ごめんなさい」の張り紙がでかでかと。
で、調整。
これはフライパン対応のこわばり、これは包丁仕事のこわばり、これは手元でニンニクの皮でもむいている時の緊張、という具合に赤裸々にこわばり硬直の本心が明らかになり、一度作業体勢にしてともだちをかけたところ、みんな着々と「あ、今休んでいいんですか、そうですか、」と次々にお休みスイッチが入っていったのでした。
長田へ。Y田君の道場。ちょっとした研究会。
彼の、ほとんどなくなった中に残っている「ちょっと奥まっているので解らないようだけど、実は年代物の硬直」を触知。
おおお、サーブ対応のこわばり、フォア対応のこわばり、バック対応の硬直。
やはり、硬直くんたちは、みんな着々と「あ、今休んでいいんですか、そうですか、」と次々にお休みスイッチが入っていったのでした。
孤立しているので、休み時間になったのが解らなかったんだ。
というようなことが、昨日の展開でした。