たこ焼き記念日

「たこ焼き方式」(TY式時間管理術)がこの世に出現して今日で半年です。


4月7日に、それは現れました。


2日続いて、3日消え、(消えたかどうかは定かではないのですが、記録がない)6日目から本格的に続き始めて半年。


取り組む時間も、最初は二時間ぐらいだったのが、いつしか5時間ほどに増えて、まったく途切れる気配なく、続いています。


「取り組む時間」というのは、ようするに「こんなこと続けたい」と思っていた「有意義なこと」「後回しにしたくなること」「手をつけ損ねていたこと」「続けたかったこと」などの複数のものを実行している時間という意味です。


49年の一生の中で、こんなに「いい子」が続いていることはありませんでした。


小学校六年の時に始めた空手の通信教育だって、毎日やったのは最初の2ヶ月だけ。それも1時間半。


誰に強制されるわけでなく、自分で決めて自分で実行するということが、これほど続いたことはありません。


7月から始めた講習を受けた人も、かなりの高率で多くの人が同じ境地を味わっているようです。


3日の講習でもお話しましたが、日々の充実感・満足感というのは、始めたらすぐに味わえます。後回しにしていたもの、めんどくさいものに手がつくというようなのは、すぐにクリアされます。


ただし、一つ一つのジャンルに割り振っている時間というものは、そんなに長いものではありません。


ですから、その一つ一つ実行し続けていることによる変化が、成果になって現れるにはすぐということにはなりません。


ん、何か違うぞ、という気配が出てくるのが、3ヶ月〜100日といったところのようです。


仕事の成果のような形ではっきりと目に見えるのが4ヶ月〜5ヶ月のようです。これはたこ焼き実行中の複数の方に現れている現象です。


と、ここまで書いて、これって「受胎から出産まで」の周期と一致するんじゃなうかな、という仮説が浮かびました。


だって、始めたことが形になってほぼ完成して、次のステップに飛び出すという、人生最初にして、おそらく最大の「怒濤のひとかたまりの変化の時間軸」というのが「受胎〜誕生」のサイクルでしょ。


受験だって、就職だって、結婚だって、これに匹敵するドラマは、そうそう考えられない。(死があるけどね)


初心三ヶ月というのは、妊娠が形になる(受精卵が人の原型になる)期間。


ということは、「十月十日(とつきとうか)」という期間が、ものになるための最適なモデルになるんではないだろうか。


来年2月ごろが「たこ焼き継続のホントの効果」ということになるかも。楽しみです。



話は変わって、HSY高校の授業。足かけ二ヶ月で、今月22日で最終。


最低でも後1ヶ月以上やらないと、後に芽が出て育つものを伝えるには、少々時間不足。生徒諸君の食いつきがすばらしいだけに残念である。


過去3回で、わずか15分ずつ練習しているだけの「速読」でも、「読むのが速くなって、一日に小説9冊読みました」なんて恐ろしい報告も上がってきているだけに、みんなに花を咲かせたい今日この頃なのである。