RCサクセション

といっても、 故・忌野清志郎さんのバンドの話ではありません。


単純な反復練習の効果を引き出す方法です。ただ、どういう数の数え方をするか、という工夫です。ただ、数のカウントの仕方を変えるだけで、単純な練習が、一回ごとレベルアップを実感できる、ものすごく集中した成果の上がる練習に質が変わります。


たとえば素振り。


漠然とやるよりも、数を数えて「目標300回!」というようなのが一般的な方法です。


この方法だと、数を追うことに意識が取られ、プレーそのものの質を向上させることはありません。切りのいい数字とか、三分の一だとか半分を超えたとか、そういうことに意識が向き、疲れと闘いがんばるという感じになります。


レベルアップを引き出す数え方というのは、1,2,3,4,5,というふうに一ずつ数字を増やす数の数え方を一回ごとリセットする、というだけです。


1、 1,2 、1,2,3 、1,2,3,4 、1,2,3,4,5、………


という数え方になります。


ただこれだけです。K2ウォーキングや素振りなどを日課としている方は、即座に取り入れて比較してみてください。もうまったく質が変わります。次元が違うと言ったっていいぐらいです。


I藤さんの素振り、K野さんのK2、M安さんの素振り、M永君の素振り、みんな変わりました。やっているご本人が一番驚いているぐらいの変化です。こればっかりは読んでも解らない世界です。なぜそうなるのか、というのはいくつかの説明はできますが、そういう説明を上回るぐらいの圧倒的な差がでます。



ところで、この方法を説明するとき、「リセットカウントね」とか口で言って、リセット(R)しながら、カウント(C)するので、板書するときにRC法なんて書いてました。


しかし、RCと見るとどうしても 故・忌野清志郎さん率いる「RCサクセション」を思い出してしまう昭和30年代生まれの筆者であります。


ということで、サクセションを辞書で引いてみましたら、継続する、継承するというような意味でした。続けるわけですね。


ということで、リセットしながら、カウントを続けてみてねという今日のレッスンで伝授した方法は、まさにRCサクセションだったわけであります。