基礎

左手グッドの法則がまとまって、「あ〜これでいろいろなことが一気に適切な動きに改善していける」と喜んでいた10月ごろ。


矢印や意識で気軸を通すと、確かにその場で動きは改善される。


でも、それは「変化を引き出した」「回路の乗り換えを一時的に可能にした」というレベルだから、身体の運動とそれを支える回路が、「うずと軸」にきっちり準拠したものにならないと使い物にならない。


ということで、日常の生活にたっぷり含まれて、シンプルで、人間の運動特有なものとして、二足歩行動作を取り出してメインメニューにしました。


股関節軸を使うだけで、首も肩も和らぐし、つながりは良くなるし、ということで、11月には、こちらをメインメニューに変更。


すると、今度は「静止動作」の中にある運動軸の見つけ方が分かり、「立つ」が激変したので、こちらの方がより基本で基礎だなということで12月にはメインメニューをまたまた変更。


これが今月後半になって、どのような稽古をするにしても、その元になっている本人の周辺意識にムラがあり、気が欠けているところがあり、それが身体の継続したこわばりと対応しているようだ、ということが分かって、まず気の欠けたところを埋めることが先決となったのが21日以後。


1週間続けたら、気の欠けたところだけでなく、そこに釘付けになっているところ、(意識が集まりすぎて抜けない部分)も使い方が見つかって、「気抜け」だけでなく「気詰まり」も合わせることで、より片手落ちにならないな、というところまで滑り込みで行き着いた今年でした。


4月から9月までは次の技術次の技術へと進んでいきましたが、こうやって並べてみると10月から12月は逆により基礎になるもの、それよりも基礎になることにさかのぼっている流れだということが見えます。