H中学講習会
今日はO阪K育大付属H中学PTAの講習会。
O大の教授であるT中先生が、昨年からこちらの校長として赴任され、T中先生のご推薦で実現した本日の講習会。
T中先生とは、八木君が「学会で発表するべ」と、そのころの共同研究内容をワークショップの形で発表した一昨年の千葉での演劇学会で、受講してくださったのが出会いである。
その学会のおりに、T先生の首を調整させていただいたのであるが、そのときの爽快感が忘れられないとおっしゃっていたと人づてに聞いていたので、校長室でまずT中先生の首をふにゃふにゃにする。
3年前は首だけだったが、今日は首も肩もふにゃふにゃにした後、肺をふくらませて一丁お上がり。
そこへI寄副校長も来られたので、I先生もふにゃふにゃにする。
それにしても、短時間で深く力みが抜ける誘導ができるようになりました。時にこちらがうらやましくなるぐらい、受ける方が簡単にこわばりを手放していかれます。
手放すと書きましたが、本当にそういう感触だからそういう言葉を当てはめています。
最近我が家のパソコンは二台あるのですが、反応がすこぶる遅い。たぶんパソコンの中でいらない仕事をたくさんして、すぐに言われたことができないようになっているのでしょう。
こわばった身体がちょうどその感じに似ています。こわばりといっても、それは筋肉の緊張ですから、本来なんらかの動作や仕事に応じて力を入れるようになっているはずです。それが仕事もないのに固まっている。暴走しているパソコンのようです。
遅くなったパソコンを元に戻すには、一度必要なデータを全部バックアップしておいて、初期化というのか何というのか、一からソフトを入れ直した後、データを入れ直すとまた早くなるそうです。
いまやっている調整はそんな感じになっているのかなという気がします。
力を入れっぱなしになっている首肩腕には、力を入れろという命令が出っぱなしになっています。そこに「ゆるんだ腕肩首情報」を上書きしているのではないかと推察します。
そういうメカニズムですから、私が私にリセットをかけようとしても、他人がかけるほどには新鮮さに欠け、リセット度合いが少し減っているのではないかと、これも想像します。
だからこそ、他人にかけることや、多くの身体に同時にかけることを道場で強調しておりますが、それらはセルフチューニングをする際に、自分の慣れたパターンで効果を減ずることを避けるために必須なのであります。
というような身体を、PTA講習会参加のみなさんにも体験していただきたかったのですが、30人を超える多人数が欠席もほとんどなく追加はたくさん来ていただいたようで、体験していただけませんでした。
ので、希望の方は道場で体験していただけますよ、というのは本日ご説明申し上げた通りなので、どうぞご活用下さい。
で、誰でもできて家でもできる「皮下チューニング」をメインに、少しばかり左手グッドの法則をからめて講習。
各家庭で、新しいスキンシップが生まれますように。
ちなみにT中先生の教え子で、何でも「英語の歌を歌う身体性と日本語の歌を歌う身体性はいかに違うのか」というテーマで卒論を書こうというS木さんが特別に参加されていたのですが、たぶん、多大に混乱してかえられたことでしょう。