要するに結果だ


巻末に今日の気仙沼活動整体チームの報告を添付しています。



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最近考えたりやったりする事の幅が広い。


前は仕事のことだけだったけど、被災地救援の整体チームのこともあるし、絆ベースのこともあるし、写真展のこともあるし。整体チームも石巻のこれからもあれば、気仙沼はどうなるかということもある。もちろん家族のことも。


震災以来延び延びになっているBABさんから出版するはずの本のこともある。


昨日は、仮設住宅に住人みんなで自由に使える自動車を提供していこうという「カーシェアリング協会」のたけちゃんと会っていろいろと話を聞いたし。


こうたくさんにあると、なかなかやれそうな気にならない。計画的に優先順位をつけて効率的にやっていくべきだと考えたくなるが、自己観察するとそれはかならずしも得策ではない。


だいたいこれまでの人生で計画通りにものごとを処理していけたためしがない。優先順位をつけるというのは、やるべきことがことごとく漏らさず列記できている場合に成り立つ。


やり始めたとたんに、あれも必要、これも抜けてたと思いつくことの方が多い私である。思い出したり思いついたりするたびに優先順位の検討をするとなると、一日中優先順位の検討をしていることになってしまう。これでは何も片づかないではないか。


被災地での活動で強く感じたことの一つは、「そのうちやろう」はない、ということだった。限られた情報の中で「今すぐ始めるかやらないか」で行動していた。


ただ、あちらでは活動内容はシンプルであり、こちらでは多岐にわたる。


だから、計画は立てないで、優先順位はつけずに、ひたすすら何かが終わるごとにやったことをメモ帳に書き出している。書き出すと、書けないようなことは減少し、なにをやったかわからないような時間は減り、書けるようなことを増やそうとする働きが生まれる。そこにはちょっとしたコツがあるのだけれど、ここではまだ書かないのである。


書いてみてわかることがある。やったことをやるたびに書き出していくようにすると、次第に書く値打ちがありそうなことを実際に行動する比率が増えていき、意味なくだらだらしている時間が減る。つまりそのメモには「うんうん、君、なかなか有意義な時間の使い方をしているね。感心、感心」というような行動記録が残る。


その行動記録を眺めていると、事前の計画からは決してこの行動記録のような「計画」は立案されないことが分かる。電車で座れたらそこで座れたなりのひと仕事片づけ、思い出して送った一本のメールでいきなりことが動き出す。そうやっている中で複数のことがじわじわと形を変えて動いていっている。これは事前に予測できない。計画できない。



昨日のブログに、「自分の意見の正しさにこだわってもろくなことがない」ということを書いた。要するに結果である。私の意見に合っていようといまいと、被災された方に笑顔が生まれ、希望が生まれ、やる気が起こり、何かが動き出せばいいのである。


・・・・・・今日の整体チーム・・・

松下桃ちゃんよりの報告


唐桑拠点に活動中の整体マリナーズ改め整体チーム、7月14日の報告です。タイマッサージのワンちゃんを迎え4名で昨日と同じ唐桑漁業で漁師さんマッサージ20名強しました。午後は毎週木曜日恒例の旧唐桑小仮設住宅集会所で10名しました。


・・・整体ボランティア希望の方・・

石巻災害復興支援協議会のホームページを検索の上、

http://gambappe.ecom-plat.jp/

「整体・マッサージボランティアへ」をご覧下さい