ジョージさん、100億、ねこの手ほか

28日 絆フェイスブックミーティング記録より。牡鹿の漁業支援のまとめ役として、炎天下長期活動していたジョージさんが帰宅する。

ジョージ:今日は帰り支度をする為にお休みします。
絆としての漁業支援はこれで一旦終了することになると思います。
ボランティアが行かなくても、
漁師さんたちだけで頑張ってやっている。

委員長のお言葉


「小渕浜は今一番恵まれた状況にあり、ボランティアのお陰だ。作業ということだけじゃなくて、精神的に支えてくれた。」


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金華山沖玉手箱のホームページ、募集目標に「目標1億円」とあった。


なんと大きくでたわいと一瞬感じたが、その後に「でも被害総額100億円」とこーじ君が書いていて、ほんまかいなと思った。

ところが、小渕浜支援の佐藤さんのブログで、ある漁師さん一軒の被害額が4000万円と出ていた。家が無くなって、(うん千万)船が無くなって(うん千万)、養殖中の牡蠣やわかめが流されて、(??万)、漁具もなくなって(??万)という具合に足していくと、確かにあっという間に4000万円とか5000万円という金額になってしまう。


金華山沖玉手箱が支援する「表浜」と言っても、4つの浜の総称です。


確か300艘あった船が50艘になったという数字もどこかで見た。確かに四つの浜で200軒ほどの被害があれば(水際はすべて壊滅しているのだから、それはありうる)簡単に100億円ぐらいいってしまうんだ。

だから、復興をテーマにした明るい話題が報道されたとしても、それは本当に小さな一歩でしかない、ということなんだな。でもその小さな一歩を積み重ねていかない限りは前には進まないのは、被災地だった私たちだって同じこと。

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黒澤親分、28日ブログより


同じく牡鹿の荻浜に神戸のボランティア団体が募金活動をして、一台のフォークリフトが寄贈された。

「荻浜 ねこの手1号」という。

いい名前だなあ。


「荻浜」という冒頭語で寄贈先が明確で、「ねこの手」というのは寄贈したボランティア団体の名前でもあるのだけれど、もちろん「ねこの手も借りたい」のねこである。もう名前からして「貸し借り自由」という感じである。さらに「1号」という号数には、「できれば二号もいきたいぜ」という心意気が感じられる。

いいなあ。


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ところで、やはり28日の黒澤親分のブログに、3月17〜19日あたりと推察される街の写真がある。


報道写真は被害の大きさを撮るが、クロさんは無意識に「片付けないといけない対象」をとらえているように感じる。どうでしょう。