市野々小学校を片付ける

【電話取材にて構成】


那智勝浦町が中心になって、近隣の社会福祉協議会の応援を得て運営されていた「那智勝浦町災害ボランティアセンター」は閉所となり、かわりに那智勝浦町社会福祉協議会がボランティア窓口になって規模腰こそ小さいけれどボランティア活動は継続している那智勝浦町


ただし、個人ニーズが中心になるボラセン活動。でも今日は違う。今日は地域の人が中心になって、地域の中心の一つとも言える市野々小学校をよってたかってきれいにしようという日。子どもたちが裸足で走り回れる学校を取り戻そうという企画。


地域、教員、PTA、ボランティア一体になって、土砂をどけよう、花を植えよう、みんなで炊き出しを楽しもう。


ちゃんと受付を通って名前を書いた人だけで400名近くの参加があり、受付しないで入って来た人もそこそこありそうで400名を超える大盛況。


清掃は清掃できっちりがっちりやるけれど、でも子どもたちも大人も、笑顔になれるような日にしようと、関係各方面が動いて、多数の炊き出しが。


まぐろバーガー、まぐろコロッケ、まぐろ丼、ちらし寿司などの地元色の強いものから、豚汁があって、カレーがあって、お汁粉もあります。


昨日までの大雨がウソのように晴れ渡り、絆はおでんの炊き出しをしていたのだけれど、「なんで今日はかき氷をせえへんねん」「かき氷はあらへんの」という熱烈?リクエストが。急遽、お汁粉に氷を入れた「冷やし汁粉」にしつらえを変えて対応して、それはそれで好評。


絆の宿舎になっている潮岬青少年の家には、実は毎年市野々小学校の子どもたちが活動に訪れていて、所長の山ちゃんは一週間前から「ぜひとも今回の催しにはかかわらせてほしい。市野々小学校と聞いて青少年の家としては断じて見過ごしにはできません」とテーブルをたたいて参加を熱望していたのだけれど、何か別件が入ってしまっていたらしくて断腸の思いで串本へ釘付け。


誰から耳に入ったか「何〜、かき氷のリクエストがあるのに、対応できないだって〜!それは大変、所長として断じて見過ごしにするわけにはいかない」とかき氷の危機を串本で聞いた所長の山ちゃん、急遽都合をつけ、氷の固まりを小脇に抱え(うそ、たぶんクーラーボックス)市野々小学校にかけつけてくださったのでした。


協議会の萬ちゃんに電話したら、萬ちゃんの声のむこうに子どもたちの歓声がひっきりなしに聞こえる。市野々の笠松区長に電話したら、小運動場がどんどん片付いているらしく、目の前の景色を「ジャングルジムでも遊んでますよ、うんていでも遊んでますよ」と実況して下さった。


さすがに大運動場はまだまだ片付いていないらしいけれど、小運動場と校舎周りはずいぶんと片付いたらしい。「津田さん、また来て見て下さい」と笠松区長。片付いた後には花を一杯植えました。


今までも400名を超えるボランティアが来ることはあったけど、今日はボランティアバスでふくらんだ人数ではなくって地元の人たちが集まってふくらんだ部分が大きいのが嬉しい。


この一ヶ月(以上か)那智勝浦で大活躍の萬ちゃんは、那智勝浦でのミッションを終え、明日からは熊野川町に入るそうです。お疲れ様でした。ありがとうございました。今回の小学校のように、片付けが進んでいないのは、高架下の分別していないゴミの山脈や道路脇の田畑や海岸など個人宅以外のところ。これはボラセンの守備範囲ではないので、やはり地域や地域の行政が中心になって動いていく必要のあるところです。花子さんも、地元同志獲得チラシをしっかり蒔いたらしいし。


これからの那智勝浦の情報もまたアップしていきます。ご支援・ご協力よろしくお願いします。


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