宇治市 続報 とぼやきとお願い

昨日書いた宇治市の水害。


今朝の読売新聞によりますと、宇治市の被害は床上浸水517棟、床下浸水1278棟にのぼるそうです。


宇治市のボランティアセンターは、当初市民のみの受付で、現在は京都府民に拡大したそうです。


トッピーさんは、被害が大きいために重機が入っているため、ボランティアセンターからの派遣の対象から現状では外れている地域(車とかが入ると、作業の支障になるのでやむを得ないのでしょうけど、那智谷と同じ)の自治会長さんか何か、そういう立場の人と直接お話をして、支援活動できる道筋を作りました。


トッピーさんに連絡すれば合流できます。


連絡先をネットに上げるわけにはいかないので、津田に連絡下さい。今日と、週末は活動されるようです。


http://toppytabi.seesaa.net/article/286852204.html


トッピーさんのブログの写真に「了解のもとで掲載させていただいています」というコメントがつけられています。


当たり前のことなのですが、被災地でかなり忘れられている大事なことです。被災地では、自分の親族が亡くなった場所が、「絵になる」と観光気分の人にバチバチ写真を撮られて、とても不快な思いをされている方があります。




京都府民限定でボランティアを受付しているところに、府民以外が行くのはルール違反で迷惑ではないかという誤解があるかもしれません。


被災された方に、自費で片付けのお手伝いに行くのに、他人がストップをかける権利はありません。もともとボランティアが多数詰めかける事態が(私の記憶では阪神大震災)起こり、効率が悪かったり、不公平だったりをなくし、住民のニーズとマッチさせるための調整機能としてのボランティアセンターが生まれていったという経緯だと記憶しています。


阪神大震災の翌年の日本海重油流出災害の時は、社会福祉協議会と地元JCとボランティアの協働運営でした。(三国1月)3月の加賀市では、ボランティアだけでセンター運営をしていました。(余談ですが、石巻の阿部さん(アッシュ)の彼女のふみえちゃんと、ここで一緒に活動していたということが先日発覚しました。ふみえちゃんが覚えているというので、ファイルを見たら、みんなに書いてもらった住所録の中に彼女のものがあり、それで「えー、あの娘なのー」とびっくり)


数年後?の土佐清水の水害の時には、社会福祉協議会のみになっていて、あのトールさんが、ただの作業員の一名に組み込まれていました。なんともったいない。


ボランティアセンターが先にあって、ボランティアがあるのではなく、やむにやまれぬ気持ちで被災地に駆けつける人がいて、その安全と効率と公平のためにボランティアセンターがあるのです。


その安全と効率と公平を考えた時に、活動時間の制限とか作業内容や対象の限定といったものが出てきます。裏返せば、被災された方にとっては、お手伝いを制限されることになっています。


やむを得ないことです。でも、そうやって制限を付けている方が、制限しているという自覚を持ってほしいというのが私の考えです。だからボラセンの人は、とにかく現場に出てほしい。


九州のA市には、那智勝浦町にストックしてあった道具類をトラック2台分送られました。一方、地元の商工会?か何かのメンバーが地元の人を組織して機能的に動けるような臨時団体を組織しました。道具が足りないのでボランティアセンターに借りに行ったら断られたそうです。

これは、ボランティアセンターの管理する責任のあるもので、ボランティアセンターを通して活動する人のためのものだ、とでも勘違いされていたのでしょう。


勘違いです。その一輪車は、たとえば気仙沼の大島支援のためにみなが集めたものを、活動終了後に飛騨高山にストックしてもらったのを、プレジャーサポート協会の宮浦さんや島ちゃんが、自分の時間を使って取りに行って、一番困っているところで即使ってほしいと、井関の保育所に置くという話を町長さんとつけて、まだ泥に埋まってとても道具を置くどころではなかった保育所を、自分たちで片付けて置けるようにしたものを、そのまま那智勝浦に置いていったものだったりします。


社会福祉協議会の予算で買ったものじゃないのものが一杯入っています。


ボランティアセンターのやってくれていることはありがたいことです。ボラセンがなければ、長時間作業に健康を害する人が出てしまうかもしれません。集まった道具も貸し出しができません。住民のニーズを集約する機能もありません。


だけど、地元と直接お話をして、自費で、周りに迷惑をかけずに、支援の遅れているところや、強烈に必要としているにもかかわらず、対象から外れている(一時的にせよ)地域を、有志ができる範囲で応援するのを止める権利はないのです。


友人知人の家が被災されたから、手伝いに行くのと一緒です。とっぴーさんの場合は、友人知人になったのが、被害が起こってからだったというだけなのです。ははは。


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とっぴーさんのお知り合いのずいちゃんの、宇治プロジェクトの案内がでているブログです。


http://ameblo.jp/namunamuboy/entry-11329008380.html


追加

さらに詳しいとっぴーさんからの情報

ここから↓

集合時間 各日とも9時 電車の方は8時45分に京阪木幡(こわた)駅

集合場所 新天地隠元橋店(パチンコ屋さんです)の駐車場
     (京都府宇治市五ヶ庄西田31番地)

最寄駅 駐車場までは車によるピックアップを予定
    京阪宇治線 木幡(こわた)駅
     ※京阪本線中書島(ちゅうしょじま)駅で宇治行に乗換
    JR奈良線 木幡(こわた)駅
     ※JR京都駅から奈良方面行きに乗車
     ただし、今回の豪雨で 宇治〜木津駅間運転見合わせ
     京都〜宇治駅間の普通は一部運転
     (朝ラッシュタイム40%程度 データイム60%程度)
     みやこ路快速区間快速は全列車運転休止

車の場合 京滋バイパス 宇治西インターで降りて左折、 隠元橋方面に
     進んでください。
     なお、こちらも今回の豪雨で宇治西〜瀬田東は通行止めです。
     大山崎久御山方面からは通行可能です。

    服装とかは牡鹿、那智勝浦、紙屋川他と同じです。

紙屋川も宇治もそして大津、大阪にも多くの人の力が必要です。
手助けして下さい。よろしくお願いいたします。