やる気3

 もうずいぶん前のことになるが


 お休みの日に、リビングでころがっていて


 テレビがついていて、枕元には本があって


 やらなあかんことがたくさんがって



 でもいつまでも行動に移せない



 う〜う〜うなりながら悶々とする


 いつしか昼になり、午後になり、


 今さら気合いが入っても、たいしたことできないし



 やる気が「ない」、やる気が「ない」と頭の中で声が響く




 そこに転機が訪れた(笑)



 やる気がないなら、何があるねん



 やる気がないと、起きる気にもならないと、


 ぐたーっとしている私は


 とかげのような格好で寝ている



 で、そこから「起きて動き出す」という頭が描く選択肢を捨て


 その姿勢そのものを本気で味わったら



 なんと、もの凄く安らぐ休息体勢


 ああ、なんと気持ちのいいこと



 で、ものの数十秒でみるみる「充電感覚」がアップし、


 何事もなかったように行動開始



 「やる気がでない」と思っていた私のぐうたら姿勢は


 積極的に休む充電姿勢だったのでした



 頭が体を動かすと思っているから


 やる気を出せば行動できる


 行動できないのはやる気がないからという図式になる


 ではなかった


 体がやっていることをちゃんとみて、


 それをじゃましなければ


 物事は進む


 からだにさせようとしない


 してほしければ、そうなるようにしむければよかったんだけど、

 
 その話題はまた後日



 まずは、自分が何をしているのか知ること


 私の未来は、


 私がすでに動いているその方向の向こうにしかない



 たとえば、今朝、目が覚めたやろ


 体は目覚めたんやろ


 ほなら、


      「はよ、起きんかい!」




 「自分探し」にわざわざ外国に一人旅せんでも


 目が覚めたら起きんかい


 
 ということで、目覚めたら自分の体に


 「おはようございます」と言い


 さっさと起きる


 これが進化体操流の、自分探しです



 真実はだいだい頭にとっては都合が悪いのだ。


 ははは