後ろ姿が気に入らない
土曜日の朝、南海の和歌山市駅前で、両腕を差し上げてくねくねと歩く長身の男性という不思議な光景と出くわした。
よくみたらデューク更家さんだった。和歌山出身なので、そういうのにからめたテレビのロケらしい。カメラマンがしゃがみ込んでローアングルだったのですぐにはロケと分からなかったのだ。
「はいOK」となったようで、更家さん、くねくねウォークをやめてふつうに歩いていた。
その「テレビカメラが回っていない時」の動きがとてもきれいな歩きで、とても颯爽とした姿勢だった。デュークさんの提唱されるウォーキングダイエットがどういうものか知らないし、今のところは勉強したいというアンテナも立たないけれど、一派一流を打ち立てられた方として、見る人をして一般の人とは明らかに違うたたずまいを醸し出されているのを見て、とてもいいものを見せていもらった気になった。
ひるがえって、残念なのは「空飛ぶ広報室」のガッキーである。新垣結衣である。
正確に言えば後ろ姿、詳細に言えばその背骨である。
同僚のアナウンサーとカウンターで飲んでいる時の背骨が、まったくべっびんさんではない。ぐにょりと抜けて見るに耐えない不細工な背骨である。
からだの芯があれではいけない。がんばれ、ガッキー、その背骨。進化体操を心からお勧めしたいところであるが、彼女および関係者がこのブログを読んでいる可能性は皆無に等しいと思われるので、実現することはむつかしかろう。
ちなみに、ストーリー展開の方は、原作450ページの中の200ページ以後のネタをすでに出してきている。
徐々に原作にはない話を小出しに入れている二回目の本作であるが、来週あたりはさらに原作外のエピソードに走っていくのであろう。脚本家の腕の見せ所である。ガッキーの後ろ姿ともども、脚本の方にもぜひがんばってもらいたい。