今週読んだ本

[読書]

闘将伝―小説 立見尚文 (文春文庫)

闘将伝―小説 立見尚文 (文春文庫)

朝敵とされた桑名藩出身で、唯一陸軍大将まで上り詰めた男がいた。


八重の桜の会津藩の少し陰に隠れた感のある「桑名藩」。しかし主人公率いる桑名藩の精鋭は常に少数の兵力で強大な敵を打ち破る。幕末には幕府側の最強部隊と恐れられ、維新後は紆余曲折を経て再び軍人となる立見。西郷隆盛に引導を渡し、日露戦争でも薄氷の勝利をもぎ取る用兵を見せる。この時代を生きた人というのは、すごい振幅の中を生きていたんだ。


人類資金4 (講談社文庫)

人類資金4 (講談社文庫)


映画の公開に合わせて、原作を発売。ほいほいと買ったのが間違い。上下巻だとおもってほいほい買ったら、最終的には7巻になるらしい。福井さんの本だからきっちり面白い。面白い本は一気に読みたい。でも出ない。あと3冊はじわじわとしか出版されない。だからすぐに買うのはお勧めしない。M資金のお話です。(福井晴敏さんごめんなさい)


最終退行 (小学館文庫)

最終退行 (小学館文庫)

たまたまこれもM資金にまつわるお話。これも偉くて悪いやつらがきっちりぐっちょんぐっちょんに最後はやっつけられます。その辺は半沢直樹的ですが、もうちょっとスケールが大きいかも。すきですな。