引き寄せの法則とコミュニケーションスポット

幸運なことを次から次へと招いていく「引き寄せの法則」なるものがあるらしい。


たぶん言葉が合っていないと思う。本当は「引き寄せられの法則」だと思う。


引き寄せの法則」を説かれている人の真意は直接お聞きしたわけじゃないのでわからないが、引き寄せの法則という言葉に魅かれる人の心情はなんとなくわかる。自分だってそうだから。自分にとって都合のいいことが連鎖的に次々に起こる。魅力的だ。だが、あまりに都合がよすぎて虫が良すぎてブレーキがかかる。


そこで想定している状況というのは、釣りで言う「入れ食い」状態である。竿さえ降ろせば魚が食いつく。そんな都合のいいことがあってたまるかと思う。


コミュニケーションスポットを使って整体や進化体操をさまざまに稽古している。相手と結ばれた状態、つながった状態を作ると、「関係性」が成立すると何か動きや流れが生じるのを感じる。


昨今の稽古では「コミュニケーションスポットを意識する」ということよりも「関係ができた時に生じた何か、動き、うごめき、動作、意欲、見える景色の変化などなどにさっと乗っていく」ということの方を重視した方がいいとお話ししている。


生じたものに乗る、というのは言いかえれば「引き寄せられている」と言える。


固定した私に幸運が舞い込んでくるようなイメージを描くから否定したくなるのであって、ピンときた対象にちゃんと関係を結び、生じたものに乗り、生まれたものを育てる、これだと抵抗がない。結果としては思いもよらない展開を見せることが多い。


すくなくとも私の新大阪健康道場で進化体操を学んでいるみなさんは、引き寄せようとするのは棚上げして、当分の間は「引き寄せられたらすぐに動く」方を採用していただきたいと思うのである。


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【関東のとろける整体&進化体操ファンのみなさんへ】

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http://ameblo.jp/itakunaiseitai/entry-11938276070.html