読書の秋に朗報??にできるか

コミュニケーションスポットから派生したものに「本の読み方が変わる」というのがあります。


人と向き合った時に。それがちゃんと交流している度合いが高いほどはっきりと生じてくるのがコミュニケーションスポットです。コミュニケーションスポットを意識すれば、交流が生まれてくるわけではありません。


そのことが明確になるまでは「コミュニケーションスポット」を見つける練習や意識を集める練習をしていました。しだいに不自然と気づき自然な方法を探しました。


すると「向き合う」というのは、別に人と人ばかりではないと気付きました。人は道具や機械とだって向き合います。使いこなしたり、乗りこなしたり。あたかも人と対するように機械や道具と向き合っている人はたくさんおられます。


ならば本はどうだろう。やってみました。面白いです。簡単に言うと二つのことをやれた分だけ変わり始めます。


1:著者に挨拶をしてから読み始める。

2:本のコミュニケーションスポットを探して、そこに乗りながら読むということ。


この二つができると、わかりにくいと感じていた本がいきなり分かりやすく変わります。理解度が変わります。他には行のとらえ方や、視野の広さなども変わります。その本の著者の真意がいきなり透けてきて、読む前に展開が分かり、案の定そのことが後ろに出て来たという読み方ができてびっくりした、という方もありました。


教科書を読むだけでいい成績を取ってしまうというような人がたまにいますが、こういう読み方が自然にできている人ならあり得るかなと思ったりします。


コミュニケーションスポット自体は、実際に体験されないとわかりませんが、1の「著者に挨拶する」ならできると思います。「あいさつしたつもりになって」ではなく、本当に『本=著者』という感じで声にだして挨拶します。勘のいい人ならこれだけでも読み方がいきなり変わったりすると思います。


しかしこれは「本との関係性に変化を生じさせる方法」でしかありません。その読み方が常時できる度合いがどれぐらい上がるかというのは、そこからスタートしての積み重ねですから個人差があります。


でもわかりにくいはずだった本が、いきなりこんなにおもしろい内容だったかと変化する体験だけでもかなり面白いです。自分が「こうだ」と思い込んでいるものをひっくり返していくのは楽しいです。


※二、三日のうちに、上記記事の続き、続編もアップしますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。