【あなた、ずれてますよ! 後編】

●ずれの修正 腕編


何のずれを問題にしているかということをもう一度書いておきますね。

「私の腕はここにこんなふうにある」という意識と、実際に腕がある位置のずれです。実際と意識のずれですね。ないところにあると思い込んでいる意識を変えようとしても難しいです。なので「実際にここにあるでしょ」ということを、身体を通し脳にフィードバックする、という方法を取ります。

正解を上書きするわけです。


簡単です。輪郭を撫でればいいのです。


ちなみに身体各部の輪郭をなぞるという方法は、実はそのまま身体の調整法になるのです。
腰痛が消えてしまった人の話を先週書いたのはその一例です。

調整の効果を上げるには輪郭を描く方向に秘訣があります。漢字を書くときのような「書き順」が大ざっぱに判明しています。今回は腕だけですが、足も胴体も首も、「素敵な輪郭の書き順」があります。


腕の場合は、腕の外側と内側の輪郭でやってみましょう。

この場合の外側というのは、立った姿勢で腕を垂らして、その手のひらを正面に向けた形で親指側のことです。小指側は内側になります。


● やり方 ●

(1)親指を上にした状態で「前に習え」のように腕を先方に伸ばします。
肩の付け根のこんもりと膨らんだ筋肉「三角筋」は避けて、そのすぐ下の肉の薄いところから、親指の先端まで2秒〜3秒かけて手のひらでていねいになでます。

前にならえをしている腕の上側です。
5回〜10回ぐらいやってください。


(2)次に小指の先端から脇の下に向かった「腕の内側」に当たるラインを同様になでます。
腕の下側になります。左右の腕を比べると歴然と力みが抜けてさわやかで軽くなっています。目をつぶってのずれのテストをしてもずれが減ります。


ものすごく簡単なセルフ整体です。どうぞ!


【新大阪・東京で開講】
何事もやってみなくちゃわからない
進化体操・とろける整体・電動アシスト付で一日で修得PM速読
6月〜7月の予定

http://ameblo.jp/sinkataisou/entry-12040928579.html